腎移植 術後5日目

腎機能が悪化の一方をたどっていることと、高熱の原因を調べるために腎生検をする。
その前に血小板が大幅に低いので血小板輸血を行うことに。
血小板輸血は過去2回中2回ともアレルギー反応が出ているので、事前に抗アレルギー剤や、250ミリグラムのステロイドなどを使用しました。結果血小板輸血でアレルギーが出ることもなく無事終わりました。

そして腎生検。
前は背中から針を刺しましたが、今回は移植腎を調べるので、お腹に埋め込められた腎臓の組織の一部を採ります。したがって下腹部に針を刺します。
最初はお腹に麻酔を。。。
痛いかな?と思ったのですが、背中から入れている痛み止めの効果のため何の感覚もありません。
だからちょっとしか麻酔はしなかったとおもいます。
そしてエコーをみながらブスリッ(と入ってくる音がする)と腎臓めがけて慎重に針を差し込みます。
そして奥のほうでパチン。っと音がします。(組織が採れた音) もう一カ所ぱちん。
これでおしまいです。あとは圧迫止血に20分かけました。先生が押さえてくれているのですが、大変そう。そして今日は3時間は完全安静で、3時間後から寝返りオッケーで、一晩ベッド上です。

腎臓の組織の一部の見た目が、点状になっていると言われました。
点は血のかたまりです。たぶん拒絶反応でしょうと。。。

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ここからドナーの日記。

<夫婦間腎移植 : 術後五日目>
夫婦間腎移植における提供者(ドナー)を経験した術後5日目の記録です。

02:00
室内をバタつく音で目が覚める。同室で容態が好ましくない方がいるようだ。

定期的に物音や話し声が聞こえ、なかなか寝付けない。

自分が元気になった証だと思うのだが、気になることがあると眠れないようだ。そのまま朝を迎えた。

06:10
検温36.3℃。120/78、68bpm。

就寝時、ややベッドを起こさないと腹筋に違和があり落ち着かなかったが、昨晩はベッドをフラットにしても寝られた。

それとベッドの上であぐらを掻けるようになった。小さな事ばかりだが、日々回復を感じる。

07:15
朝食。パン90グラムにイチゴジャムとマーガリン、キャベツのサラダにノンオイルドレッシング、ベビーチーズ、ミカンの缶詰め、コーヒー。

計618キロカロリー、塩分2.2グラム。

08:15
シャワー。

まだシャワーを浴びるだけでも疲れる。

09:00
採血。

ヘタで痛い上に、血が跳ねて服にかかる。サイテー。

09:05
コーディネーターさんの問診。

順調であることを伝え、早期退院を望むと伝えた。

結局、午前中は先生が来ず、退院のめどが立たなかった。

12:00
昼食。

ご飯150グラムとふりかけ、キンメダイのワイン蒸し、筍とわかめの煮物、春雨の酢の物、味噌汁。

14:00
飲水クリアランス試験終了。

2900cc。

14:17
検温36.4℃、127/80、72bpm。

16:00
看護士より、退院後の一般生活上の諸注意を聞く。

一日1.5~2リットルの多めの水分をとること。
食事の塩分は控えめにする事。
術後二ヶ月は疲れないよう運動を控えること。
腎臓をぶつけないこと。
定期検診を受けること。
高血圧、糖尿病、痛風に気をつけること。
処方を受ける際や造影剤を使う際は片腎であることを伝えるとこと。
もし血尿がでたり、手術箇所に痛みがでたり、高熱がでたり、傷跡に異常が見られた場合、すぐに連絡せよとのこと。

17:00
ようやく担当医と接触。もういつでも退院して良いよ、とのこと。

もう少し早くその言葉が欲しかった…

18:00
夕食。

ご飯150グラム、麻婆豆腐、小松菜の磯部和え、なます。計522キロカロリー、塩分2.0グラム。

21:00
昨晩はあまり寝られなかったこともあり、この時間から眠くなる。

21:30
就寝。朝までぐっすり。

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