腎移植 術後4日目

担当医師からクレアチニンが上がってきているといわれました。
アタマの中真っ白ってこういうことを言うんですね。
とにかく主治医とよく話し合って結論を出すと。

熱も高いなぁっと思っていたけど、炎症反応もバッチリ出ていて抗生剤をはじめることになりました。

今日から普通食です。
タンパク40グラム、塩分6グラムの制限食ではありますが、この食欲のないときだったら特に問題はなさそうです。

ドナーとなってくれた旦那さんの調子が良いらしく、一日に何度も顔を見せてくれて心強かった。
なんせ不安の糸が引きちぎられそうだったから。

この日は一睡もできず。

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ここからドナーの日記。

<夫婦間腎移植 : 術後四日目>

夫婦間腎移植における提供者(ドナー)を経験した術後4日目の記録です。

5:45
自然起床。まだ下剤の効果はない。

ベッドから体を起こすとき、手術跡に感じる痛みが激減していて驚いた。昨日と比べても明らかに差があるほど、傷が良くなっている。人間の快復力すごい。

昨晩の就寝前を最後に、看護師さんが様態を確認しに来なくなった。健康な人間は徹底的にほっとかれるんだな。良きかな良きかな。

07:15
朝食。

パン90グラム、リンゴジャム、マーガリン、ゆで卵、レタスのサラダ、ノンオイルドレッシング、ミカン、牛乳。

ゆで卵は味付けなしで食べろってこと?

08:00
シャワー。

普通に体を洗うだけなのに30分以上掛かる。

予想外に疲れも感じ、しばらくベッドで休むハメになる。シャワー浴びただけなんだけどね…

08:57
排便。

お腹が膨らんで、傷周りに対する負荷になっていたが、詰まりを排出してグッと楽になった。

午前中
午前中は、医者も看護士も問診にこなかった。病院のプライオリティコントロールは目を見張るものがある。

暇を見て嫁の見舞いに個室を訪れる。

熱が下がらず、点滴は減らず、管も抜けず、腎臓の値も万全ではない。だけど君はまだ笑顔を見せてくれる。強い嫁に惚れ直す。

12:00
昼食。ご飯150グラム、エビケチャップ炒め、あんかけ豆腐、炒め煮、味噌汁。計545キロカロリー、塩分3.8グラム。

デザートを食べる余裕があった。日に日に食欲が増してきている。

13:00
嫁の見舞い。熱が平熱に戻ったようだ。

リハビリを兼ねて一緒に廊下を歩く。少しずつ改善している。

14:00
朝から始める予定だった尿量をはかる検査(クレアチニンクリアランス)が、連絡ミスで行われていないとのこと。急遽14時より開始することとなった。

16:00
看護士の問診。便通があったこと、激しい痛みはないことを伝える。

傷口がベルトの位置にあり、ズボンを吐いていると常にズキズキすることを伝えた。

傷口付近にガーゼを当てるなどの対処を提案されたが、様子見とすることにした。

18:00
夕食。ご飯150グラム、鶏肉の生姜焼き、白菜のスープ煮、胡瓜の梅鰹漬け。計388キロカロリー、塩分2.1グラム。

19:00
嫁の見舞い。今晩は熱も上がらないようだ。今までより快適に寝られると良いな。

20:00
検温36.7℃。

これまでは看護師さんによる測定だったが、以降は夜間の検温、血圧測定も自分で行えとのこと。

21:00
看護師さんの巡回。

二日ほど前から喉の痛みがあること、また退院日を確定させて欲しい旨を伝える。

21:30
就寝。

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