腎移植術後1年目検査

腎移植1年目もすぎたところで、一通りの検査を行いました。
腎生検・核医学・24時間蓄尿・血中の薬の濃度を測る血液検査などなど。

腎生検の予定時間は決まっておらず、朝10時には病棟にチェックインして・・・それから夕方の5時くらいまでぼけ~っと、先生の手が空くのを待ってました。
夕方5時過ぎたところで看護師さんから「小林さん!今からはじめますよ!!」ってせかされるようにして処置室までダッシュ。
処置室に自分のベッドも運ばれ、仰向けになり、看護師さんに点滴に気持ちを落ち着ける薬を入れられしばらくするとものすごく瞼が重くなってしまって・・・それでも寝てるわけにはいかないので、担当の医師が来るまでカっと目を見開いて待ってました。
先生が来てから腎生検の承諾証のサインがまだだったことが発覚して、その朦朧した意識の中でサイン。って・・・いくら何でも遅すぎるでしょ・・・。
それから先生が私の移植した腎臓に超音波をあてて位置を確認。私はくすぐったがりで、特にお腹とかだめなので、「あー!くすぐったい!!」って何度も叫んでました(笑)くすぐったいのは耐えられないもんですね・・・。
そして麻酔。チクっとしてずーんっとした痛みが。すぐに腎生検の針をズズっと差し入れて、先生が「カチっと音がするよ~」って言ったらお腹でカチっと大きな音がして採取。基本2回採取するので、「もう一回カチっと音がするよ」カチッ。終了。麻酔から採取終了までは5分くらいだったんじゃないかと思います。ほんとあっという間。針抜いた場所を研修医の手によって止血。通常10分くらいなのだけど、10分では止らず、先生が超音波でチェックしたら何か出血してました。何やら先生のうなる声が聞こえたので嫌な予感が・・・。
その後また超音波で採取部分をチェック。どうやらまれにある、腎生検の合併症「動静脈瘻(シャント)※腎臓のなかにある動脈と静脈がつながってしまうこと」ができてしまったらしい。えー!!っと思ったけど今はとにかく絶対安静にして出血が止るのを待つだけ。とにかく検査は終了。
病室にベッドごと戻っきて、2時間ほどベッドの上に仰向けのまま身動き一つしないでじーーっと。でも、検査前に入れられた安定剤がとても効いていて眠くて眠くて・・・ダンナが付き添ってくれてたんだけど、うつらうつらしてました。
絶対安静時間がとける前に面会時間は終わってダンナは帰って行ったのでそのまま爆睡。時々看護師さんが血圧をはかりに来るんだけどほぼ意識なしって感じで。絶対安静が解除が下りた頃にはもう夜8時くらいになってました。そして丁度先生の回診時間になって、絶対安静はしなくていいけど、なるべくベッドに寝ていてトイレだけに立つようにしてって言われました。動脈を傷つけてしまったから出血が怖いらしいです。
その日は夕飯もそこそこにすぐに寝てしまいました。眠くてだるくて。薬が効きすぎだなー。でも深夜1時頃に採血と、腎臓の音を聞きに。とにかく今は大丈夫らしい。明日超音波を受けて貰うからと言い残して去っていきました。その後もすぐ爆睡。
翌日超音波を受け核医学、10回くらいの採血、などなど検査もりだくさんで午前中はバタバタしてました。今回の入院でも血管はつぶれまくりました。何度も刺しなおしで針穴だらけ青たんだらけです。
超音波の検査でやはり動静脈瘻(シャント)はできているので、定期的な超音波検査をすることと1~2週間はあまり動きすぎないようにと言われました。悪化すると腎臓が大きくなったり水がたまったり色々あって治療も必要らしいですが、今は何とも言えないかな。
病院の検査手配ミスで退院時間は夕方の5時とかになってしまったけども無事退院。

稀になる合併症。つくづく私は不運だなーって・・・もう笑えてきます。私の人生の中で稀になることが何度おきたんだろうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です