移植して必ずしもバラ色の人生というわけでもない

手術よりも何よりも術後のケアが大切になると思います。

まず感染症にはきっとかかると思いますが、予防手段としていつくつあげられます。

・人混みは避ける。
・外出時はマスク(感染症予防)・帽子(皮膚ガン予防)。
・帰宅時は手洗い、うがい(イソジンや、防カビ効果のあるもので)、アルコール消毒。
・掃除の徹底。(布団は週2回は日光で干す。ダニを繁殖させないため。トイレは大腸菌の宝庫で尿路感染予防に二日に一回は掃除。お風呂場はカビなどに気をつける。(口内にカビが発生するため)加湿器は最近をばらまく道具であるため、使用を控える、またはフィルターを取り替え毎日洗う。ペットの毛、ハウスダスト等棚や床、暖房器具などのフィルター掃除、毛についたダニなどから肺炎をひきおこすため。まな板、布巾は雑菌の宝庫なので毎日除菌する。)等が特に気をつけたいことです。
・そうじは移植後5ヶ月は避け、人にやってもらう。(なるべく菌に触れぬように)
・同居人も外出から帰ったら手洗い、うがい、アルコール消毒を。
・ペットとの極度な触れ合いは避ける。触れる場合は、マスク着用、終わったら手を洗ってアルコール消毒を。
・運動不足は抵抗力を余計下げるので、術後3ヶ月くらいから軽い運動を。

ざっと簡単にこんな感じです。
私一人ではできないと思うので、家族の人よろしくお願いします。

移植したからといって必ずしもバラ色の人生が待っているわけではありません。
たしかに、透析という苦痛からは離れますが、免疫抑制剤を大量に使うために、思わぬ副作用に悩まされたり、拒絶反応が起きたり、またいつかは透析に戻らなくてはならないという思いから検査結果を見るたびにビクビクしたり、透析前より疲れには気うをつかわねばなりません。腎臓は疲れにとても弱い臓器ですから。無理なスケージュールは禁物です。
現実今の段階では、5年生着率が80%で、10年が50%、15年になると30%になっています。10年で50%とというと、二人に一人はだめになってしまうんですよねぇー・・・  できるだけ長く大切に腎臓を守って行く努力は怠らないように、でも人生を病気だからとびくびくして生きてたら意味がないので、精一杯楽しみたいと思います。

書いていたら、あの冷たくて狭い手術台の感触がよみがえってきました。

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