ナナに悪性腫瘍が…

ナナに悪性腫瘍がみつかりました。

4月頃、瞬膜という目頭に出る白い膜が右側だけ露出しているのに気がつきました。
病院につれていくと、結膜炎の疑いがあるということで点眼薬を処方されました。
1週間くらい点眼を続けるも良くならず再診。
今度はもう少し強めの点眼薬を処方される。
そしてまた1週間しても良くならず、今度はクシャミや鼻水の症状も出てきたので再診。
そこで目に傷がついていないかどうかの検査を受ける。
特に目に傷はなかったので、今度は抗生剤と点眼を処方される。
2週間抗生剤、点眼で治療してみる。
くしゃみの症状はなくなったけど瞬膜は相変らず出ている。
体をなでていてふと首あたりにしこりを感じる。あれ?リンパが腫れている?
そういえば鼻のあたりも少し丸みをおびているような気がする。鼻ずまりもひどい。
あわてて再診。
リンパに悪いものがないかどうか針生検をする。結果が出るまで1週間くらいかかるとのこと。
リンパの針生検お値段3万円。

1週間後結果は典型的なリンパ種のようなものはないとのこと。
結果が出る前にナナの鼻づまりがひどくて息が苦しそうだったのでステロイド治療をしていました。
薬はかなり効いてスッキリと治ったような状態まで回復。
検査の結果も特に悪いものはないとのことなのでパルス療法で様子を見ることに。
薬での治療は2週間くらいだったのですけどど、その後も調子よく一安心。

そしてそれから2週間後に再び目の瞬膜があらわれはじめ、リンパも腫れてくる。
この時点で最初の発見のから約3月後の6月の下旬に入っていました。
その時に先生からリンパの晴れが、歯肉炎からくるものだったら抗生剤が効き、そうでないものだったら効き目がないので対処療法として消炎剤治療(ステロイド)をすることも考えたらいい、でもこの治療は長い間使うと効果がなくなることもある、と言われる。
はっきりするにはCTの検査が良いとは言われていたが、抗生剤の治療を選択する。
1週間抗生剤で治療をしたけどまったく良くなる様子がないので消炎剤治療(再びパルス)に切り替える。
効果は前回よりか薬の反応が悪いみたい。
薬の減量をしはじめると瞬膜の露出、ひどい鼻づまり、食欲不振の状態になった。
そこでCTをうけようと決断する。

CTは今診てもらっている病院の設備にはないので動物検診センターというところで受けることになりました。
掛り付けの動物病院で予約を入れてもらいました。検査日まで5日間。
CT検査をするには使っている薬を一旦止めてからのほうが良いといわれ薬は中止。
その頃には自分でご飯を食べることがなくなっていたので、指にペースト状のフードをつけて口に入れるといった強制給餌を6日間くらいやっていました。

そして検査前日から絶食。水分も検査3時間前からとってはいけないとのこと。
動物検診センターまでは、すいていれば車で1時間というところでしたが、混んでいて到着までに1時間半かかりました。

受け付けを済ませるとすぐにナナは安静室へ持って行かれました。その後検査担当医によばれ現在のナナの状態を説明。
撮影には3時間ほどかかるということで近くのファミレスで時間つぶし。

撮影終了後、担当医から検査結果の説明。
「想像よりも悪い状態でした」
ナナの鼻腔内には大きな腫瘍があちこちを圧迫しはじめていました。
鼻腔内の一部の骨を溶かしはじめ、右眼底にも腫瘍が圧迫していて少し目が飛び出た状態、鼻の通りも腫瘍で小さくなっており、気道も腫瘍で細く、脳も腫瘍が圧迫しはじめていました。
「脳症状がでていないのが不思議なくらいです」
「残念ですが、かなり状態は悪いので治療も体がもたないでしょう。」
と担当医が言ってました。
鼻筋から腫瘍の一部を針生検しているので、確定診断は掛り付けの動物病院でしてくださいとのこと。
CT検査のお値段56,700円でした。

すぐさま掛り付けの動物病院へ。
診断は、鼻腔内の悪性腫瘍、「腺癌」もしくは「扁平上皮癌」。
この癌は、放射線治療や抗がん剤は効き目が悪いらしく、手術をするにしても眼球をとってしまうとか鼻を取ってしまうとか過剰医療になってしまうとのことで、痛みを抑える緩和療法に専念することを勧められました。
今まではステロイドの量を減らしたりしていましたが、今後は多めの量を使って、なるべく本人が楽でいられるようにするとのことが一番だと。
それでもまだ痛みがひどいのであればモルヒネにをすることになります。
人間でいえばホスピスですね。

まさか癌がここまで進行していたとは予想外で頭が真っ白になりかなりショックでしたが、ナナの苦しさを少しでもとる緩和治療を最大限にしていきたいと思います。

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